農林道は、日々の暮らしや地域の産業を支える基盤でありながら、その役割や整備の実態はあまり知られていません。JAWRICは、統計や技術資料、事例集を公開し、出前講座や広報誌を通じて、農林道への理解と技術的な知見の共有を進めています。
情報提供の考え方
当機構が扱う調査・整備・点検のデータは、市町村や都道府県、民間事業者にとって有用な情報を含んでいます。こうした情報を可能な範囲で公開することは、地域間の比較検討や、他地域の取り組みを参考にした施策づくりに役立ちます。
公開にあたっては、統計の正確性と分かりやすさの両立を重視しています。数値をそのまま並べるだけでなく、図表や解説を添え、専門知識がない方でも全体像を把握できるように努めています。個人情報や契約上の制約がある情報は、この限りではありません。
情報は公開して終わりではなく、ご利用いただく方の声を反映して改善していくものです。使いにくい点や追加してほしいデータがあれば、お問い合わせ窓口までお寄せください。
統計・技術資料の公開
整備延長、点検結果、補修の実施状況などの統計は、年報としてとりまとめ、統計・オープンデータのページで公開しています。機械判読可能な形式でも提供し、研究や分析に活用いただけるようにしています。
| 資料 | 内容 | 更新頻度 |
|---|---|---|
| 農林道整備年報 | 整備延長、着手路線数、事業費などの年次統計 | 年1回 |
| 点検・診断結果の概要 | 健全度区分ごとの施設数、補修の実施状況 | 年1回 |
| 技術資料 | ICT施工、ドローン測量、環境配慮型工法などの調査研究の成果 | 随時 |
| 災害記録 | 被災箇所の記録と復旧の経過 | 随時 |
※ 表は左右にスクロールできます。公開資料は刊行物・ダウンロードのページからも取得できます。
事例集
全国の市町村が抱える課題は共通する部分が多く、他地域の成功事例は有力な手がかりになります。JAWRICは、路網計画、維持管理、災害復旧、市町村支援などの分野について、取り組みの経緯と成果を事例集としてとりまとめています。
事例集では、整備の規模や費用だけでなく、合意形成に要した時間、想定外の課題、その対応といった実務的な情報も掲載しています。これから同様の事業に取り組む担当者が、何を準備すべきかを具体的にイメージできることを目指しています。
- 路網整備の事例 — 流域単位での路網計画と、段階的な整備の進め方
- 維持管理の事例 — 地域協力員と連携した日常管理の仕組みづくり
- 災害復旧の事例 — 代替路の確保と、復旧工法の選定プロセス
- 人材育成の事例 — 自治体職員の研修受講と、資格取得の取り組み
出前講座
出前講座は、当機構の技術職員が市町村や学校、地域の団体に出向き、農林道の役割や技術の動向についてお話しする取り組みです。所要時間は60分から120分程度で、ご要望に応じて内容を調整します。
自治体の職員向けには、制度や手続きの解説を中心とした内容を、学校や地域向けには、身近な道がどのように使われ、維持されているかを紹介する内容を用意しています。オンラインでの実施にも対応しています。
| 対象 | 自治体職員、学校、地域団体、民間事業者など |
|---|---|
| 所要時間 | 60〜120分程度(調整可能) |
| 実施方法 | 現地開催またはオンライン |
| 費用 | 原則として無料(現地までの旅費はご相談ください) |
| 申込み | お問い合わせ窓口より、希望テーマと実施時期をご連絡ください |
※ 表は左右にスクロールできます。
広報誌「みちりん」
広報誌「みちりん」は、当機構の事業や技術の取り組みを、分かりやすい言葉で紹介する季刊の広報誌です。特集記事、現場レポート、用語解説、お知らせなどを通じて、農林道に関わる方々と情報を共有しています。
バックナンバーはPDF形式で公開しており、どなたでもご覧いただけます。最新号および過去の号は広報誌「みちりん」のページからご確認ください。刊行物の一覧は刊行物・ダウンロードにまとめています。
資料・出前講座のご依頼
掲載資料の活用や出前講座の申込みについて、お気軽にお問い合わせください。